イヤーカフ型ワイヤレスイヤホンの先駆けとして発売されたHUAWEI FreeClip!

その快適な装着感や、左右を自動識別してどちらの耳にでも装着できる自由度など、他に類を見ない画期的な商品でした!(後発で多くのメーカーから似ている商品が出てきましたが)
気に入りすぎてあとから発売されたベージュカラーも購入!

そんな大満足のHUAWEI FreeClipですが、唯一の不満点は音の定位が定まりづらい(耳の形状やフィット感による)こと!
耳に挟み込む形状なので、何も考えずに装着すると左右のバランス(音の聞こえ方)が悪い時があるんですよね・・・
また最近、ウォーキングが日課になっている私としては激しい上下動したときの落下もちょっと不安に・・・(実際に落としたことはないですが)
そんな中、2025年3月25日に発売されたのがオープン型ワイヤレスイヤホンの新作 HUAWEI FreeArc!

HUAWEI FreeClipとは違うアプローチですが、同じオープン型のワイヤレスイヤホンとして、比較も交えてレビューしていきたいと思います!
- 耳を塞がないオープンイヤー型デザインで肌に優しい液状シリコーンと形状記憶合金による安定した装着感
- 高感度ドライバーユニットとダイナミック低音アルゴリズムでパワフルな低音と豊かなディテールを再現
- 雨や汗を気にせず様々なシーンで安心して使用可能なIP57対応
- イヤホン単体で約7時間、充電ケースと併用で最大約28時間の長時間再生が可能
- 10分の充電で約3時間の音楽再生が可能
- 周囲のノイズを低減し、クリアな音声を相手に届けられるデュアルマイクとノイズリダクション
- スワイプ、ダブルタップ、トリプルタップ、長押しに割り当てられるタッチコントロール
買ったのはHUAWEI FreeArc(グレー)!
カラーは3色展開で、ブラック/グレー/グリーンから選べますが、今回は爽やかでおしゃれっぽいグレーを選択しました!
現在は12,000円を切る価格帯で購入できるようです!
私が購入したときは17,000円くらいした気がするのですが・・・HUAWEI気前良すぎでは!?
主要スペックはこちら!
HUAWEI FreeArc | HUAWEI FreeClip | |
ドライバ | 17×12mm 高感度ドライバーユニット | 10.8mmデュアルマグネットダイナミックドライバー |
マイク | デュアルマイク | デュアルマイク+骨伝導VPUセンサー搭載マイク |
サイズ | イヤホン単体(長さ×幅×高さ) 約45.4 mm × 約18.35 mm × 約47.5 mm 充電ケース(長さ×幅×高さ) 約67.8 mm × 約67.8 mm × 約26.5 mm | イヤホン単体(長さ×幅×高さ) 約26.70 mm × 約22.00 mm × 約25.30 mm 充電ケース(長さ×幅×高さ) 約59.70 mm × 約51.95 mm × 約27.35 mm |
重量 | 充電ケース:約67g イヤホン:約8.9g(片側) | 充電ケース:約45.5g イヤホン:約5.6g(片側) |
バッテリー駆動時間 | 本体フル充電時約7時間 本体+ケース込み約28時間 | 本体フル充電時約8時間 本体+ケース込み約36時間 |
充電時間 | イヤホン(充電ケースに入れた状態)で約40 分 イヤホンなし充電ケース(有線)で約1 時間 | イヤホン(充電ケースに入れた状態)で約40 分 イヤホンなし充電ケース(有線)で約1 時間 イヤホンなし充電ケース(ワイヤレス)で約150 分 |
ワイヤレス充電 | なし | あり |
電池容量 | イヤホン単体:55 mAh(最小値) 充電ケース:510 mAh(最小値) | イヤホン単体:55 mAh(最小値) 充電ケース:510 mAh(最小値) |
マルチポイント | 対応(最大2台) | 対応(最大2台) |
Bluetooth仕様 | バージョン:Bluetooth v5.2 コーデック:SBC、AAC | バージョン:Bluetooth v5.3 コーデック:SBC、AAC、L2HC |
ペアリングモード起動方法 | ペアリングボタン長押し | 起動ボタン2秒長押し |
防水性能 | IP57(イヤホンのみ) | IP54(イヤホンのみ) |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線) | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
同梱品 | クイックスタート × 1 保証とアフターサービスのご案内 × 1 | 安全に関する注意事項 × 1 保証とアフターサービスのご案内 × 1 USB Type-C充電ケーブル × 1 |
カラー | ブラック、グレー、グリーン | ブラック、パープル |
発売日 | 2025年3月25日 | 2024年2月20日 |
バッテリー容量は同一のようですが、FreeClipの方がバッテリー持ちは良さそうで、ワイヤレス充電の有無も違いですね。
FreeArcの優位点はIP57レベルの防水性能でしょうか(アウトドアやワークアウトに強いぞ!)
まずは開封から!
外箱はコンパクトでいつものHUAWEIって感じです。


横側にはこんな記載が。

パカッと箱を開封すると保護シートに包まれた本体が登場!

その下には注意事項と保証書のみと付属品はとてもシンプル!(充電ケーブルすら付属しない割り切りです)

保護シートには装着方法の記載あり。

デザイン面を詳しくチェック!
まずは外観からチェックしていきます!
充電ケース本体!
丸い!大きい!が第一印象で、マットな白よりのグレーの質感はけっこう好みかも!

ケース裏側にはシールが・・・

ケース前面にはLEDランプ、背面には充電用のType-Cポートが備えられています。


正方形で縦横67.8 mmのケースなので携帯性はちょっと悪そうです・・・(厚みもそれなりにあります)


イヤホン部分!
パカッと開封すると丁寧に保護シートが貼られていました。

イヤホンは重なり合うように収納されており、左右どちらが上でもOKです。

ケース裏側にもろもろの認証マークがプリントされていました。

充電ケース内部はこんな感じ(保護シールは剥がしましょう)
ケース本体には防水性はないので注意しましょう。

左右を逆に収納してみました。
イヤホンは一番細いブリッジの部分をつまむように取り出すと、取り出しやすいです!

イヤホン形状は耳に引っ掛けるデザインで、LRが分かるようにプリントされています。


素材感はマットで滑りづらいので、汗をかいても動くことはなさそうです。
ただこの素材、ホコリが付きやすい!ので定期的なお手入れは必須です。。。


デザインはだいぶ異なりますが、FreeClipと同様に「C-bridge(C-ブリッジ)デザイン」となっており、柔らかい形状記憶合金の素材が耳の形状そってS字にフィットする作りになっています!
FreeArcも逆位相の音波を出して音漏れを軽減する逆音波システムが備わっているのも特徴です。

大きめのドライバを搭載するスピーカー穴からサウンドも期待できます!

ペアリング作業実施!
HUAWEI FreeArcと現在利用しているスマートフォンGalaxy S25 Ultraをペアリングしていきます!
まずHUAWEI FreeArcとペアリングして利用するにはAI Lifeというアプリをインストールする必要があります。

このAI LifeはAndroidスマートフォンはGoogle Play Storeからダウンロードすることはできず、HUAWEI純正のAppGalleryからダウンロードする必要があります(改善されないかな・・・)


HUAWEI FreeArcのフタを開けて、AI Lifeからデバイスの追加を選択すると・・・

デバイスをスキャンしてHUAWEI FreeArcとのペアリングが完了します!


作業はとても簡単!

アプリの機能をチェック!
HUAWEI FreeArcで設定できるアプリの項目を見ていきます。
トップ画面
まずはトップ画面から。

バッテリー残量(ケース、イヤホンそれぞれ)と接続センター(マルチペアリングデバイスの接続確認)の確認が可能です。
サウンド効果
サウンド効果はいわゆるイコライザー設定になります。
「デフォルト」「高揚」「高音強調」「ボーカル強調」のプロファイルから選択でき、「カスタムEQ」の設定も可能です。
どこかのアップデートでトップ画面からサウンド効果のメニューに入ってプロファイルを設定するようにインターフェースが変更になりました。

「カスタムEQ」は結構細かく設定変更できるので、イコライザーにこだわって最適な設定ができそうです!

更に直近のアップデートで・・・

「低音強調」のプロファイルも選択できるようになりました!

この「低音強調」プロファイルを選んで、音量を上げていくと耳がくすぐったくなるくらいの震える低音になるので、低音好きにはおすすめです!
その他
その他では以下4つの項目を設定できます。

ジェスチャー
イヤホン側面のタップ時の操作を変更できます。
選択できるジェスチャーは「タップ」「長押し」「スワイプ」で操作はほぼ固定されており、無効にするかどうかくらいの設定しかありません。
なおタップと書かれていますが、誤動作防止のためシングルタップではなくダブルタップが基本動作になっています。



FreeClipは後からのアップデートによりイヤホン単体での音量調整ができるようになりました。
FreeArcでは最初からスワイプでの音量調整に対応しており、スワイプ感度もよく、音量調整はめちゃくちゃ手軽で便利です!
イヤホンの検索
イヤホンからピーピー音を鳴らし、イヤホンを探す機能です。
静かな室内だったらなんとか聞こえる程度かな・・・

なおイヤホンを装着していると、音が鳴らない安全設計です。
更新
バージョンアップする為の更新があるかどうかの確認ができます。

設定
HUAWEI FreeArcの設定項目は「低オーディオ遅延」と「超過メディア音量」の2つと少なめ。
他商品と差別化されているのか、仕方のない部分はありますが、「装着検出」に対応していないのがちょっと残念。

操作面と音質面をチェック!
続いてはHUAWEI FreeArcの操作面と音質面をチェックしていきます!
操作面
詳しい操作面についてはHUAWEI公式から出ているクイックスタートガイドをご覧ください!

音質面
まずHUAWEI FreeArcを装着するとこんな形になります。

耳たぶに挟み込むHUAWEI FreeClipと比べると耳の穴とスピーカー穴との位置関係が違うことが分かると思います。

HUAWEI FreeClipは耳の近く(といってもインナーイヤー型ほどではない)で音が鳴っている印象で、対してHUAWEI FreeArcはやや遠くで音が鳴っていて音場が広い印象でした。
装着感については一長一短ですが、HUAWEI FreeArcは耳に引っ掛ける形状のため、常に付けている感覚はあります。
またHUAWEI FreeClipと違い、サングラスなどを掛けるとC-bridgeと干渉するので、気になる人は気になると思います。(私はC-bridgeに乗せるようにサングラスを掛けてます)
肝心の音質ですが、低音の響きや音圧やや物足りないかも・・・
ただオープンイヤー型にしてはかなり頑張っていて、追加された「低音強調」プリセットを選べば音場の広さと相まって大半の人は満足できると思います!
またHUAWEI FreeArcの残念ポイントは外音がかなり入ってくるので、周りの音がうるさいとHUAWEI FreeClipより音声が聞きづらくなるのが気になりました(耳の穴との距離の違いかも)
ただイヤホン装着時にバシッと耳の位置が固定されるので、走っても音のバランスが崩れないのはグットポイントです!
また音漏れ軽減対策もしっかりされており、よほど大音量で聞くようなことがなければ音漏れは気にならないかと思います。
なおGalaxy S25 Ultraと接続したときのオーディオコーデックはAAC接続となっていました。

続いて重量チェック!
イヤホン単体だと「9g」とデザイン通りちょい重め。

ケース単体だと「66g」で、、、

総重量は「84g」でした!
見た目の大きさとも相まって、ちょっと携帯性は良くないといった感じでしょうか、、、

保護ケースも購入!
HUAWEI FreeArcでも保護ケースのため、いつものように格安ケースを購入!

今回は本体のグレーカラーと合わせるため、白のシリコンケースを購入しました(透明なケースが見当たらなかったということもあり)

真っ白なシリコンケースです。

上下が繋がっているデザインで、各部に切り抜きがあります。


ケースはやや厚めで、カラビナを通すストラップホールが右側に付いています。


カラビナはブラックでなかなかいい感じ。

ケース裏側には両面テープあり。
両面テープを貼らないとすぐケースが浮いてきてしまうので、両面テープ利用推奨です。

白いケースを選んだ理由の一つは、このようにLEDランプが透けて見えると思ったから。
想定通りぼんやりLEDの光が透けて見えるので買って大正解でした!

裏から見るとこんな感じで、ちょっと見た目が良くないかな・・・

ケース単体だと「39g」・・・

ケースを装着したHUAWEI FreeArcの総重量は「122g」になっちゃったよ!

カラビナまで含めると「127g」とかなりの重量級!・・・

バックに掛けたり、入れたりしている分にはあまり気にならないかもしれませんが、服のポケットなどに入れているとかなり気になるかも・・・
HUAWEI FreeArcの良い点・悪い点をまとめてみる!
購入してからもう5ヶ月近く使っているので、今まで感じたHUAWEI FreeArcの良い点・悪い点をまとめてみます!
- イヤホンの装着感が良く、一度装着したら、ほぼイヤホンがズレない。
- 音の定位の良さと音場の広さ
- IP57の防水性能は運動などで汗をかいても安心!
- オープンイヤー型なので周りの音がしっかり聞こえる安心感!
- イヤホン単体での音量調整が抜群に使いやすい!
- 周りの騒音の影響はかなり受けるので都度、音量調整は必要
- 音質はオープンイヤーとしては頑張っているがやはり全体的に軽い印象のサウンド
- 携帯性の悪さ
現在、日常的なウォーキングなどでHUAWEI FreeArcを使っており、結構手放せない存在になっています!(やっぱり外を走るときには外音が聞こえたほうが安心です)
HUAWEI FreeArcとHUAWEI FreeClipを見比べてみた!
最後にHUAWEI FreeArcとHUAWEI FreeClipを簡単に比較して締めたいと思います。

デザイン面チェック!
HUAWEI FreeArcはグレー、HUAWEI FreeClipはベージュになります。
HUAWEI FreeArcの方がケースがガバっと開き、全体的に大柄です。

イヤホンの大きさの違いもこの通り。
ここではHUAWEI FreeClipのコンパクトさが目立ちますね。

重量チェック!
イヤホン片側
イヤホンの重さの差は「3g」(ここからHUAWEI FreeClipはブラックでの比較になります)


ケース単体
ケースは「20g」の差がありました。


総重量
最後に総重量でもHUAWEI FreeClipの軽さが目立ちます!


まとめ(運動に最適でコスパにも優れたオープンイヤー型イヤホン!)
今回はHUAWEIのオープンイヤー型イヤホンHUAWEI FreeArcをレビューしてみました!
このHUAWEI FreeArc、最近では価格もこなれてきてコスパがどんどん高くなってきています!
装着感、操作性良好!で、外音は入ってきますが音場は広く、オープンイヤー型としては多くの人にとって不満がでないであろうサウンドだと感じました!
特に運動する方におすすめしたく、毎日のウォーキングでイヤホンが落ちそうになった経験は5ヶ月近く使って今まで一度もなし!
毎回、汗でイヤホンがビチョビチョになりますが、当然故障はなし!と、とても優秀なイヤホンなのでぜひ気になった方はチェックしてもらいたいと思います!
余談ですが、FreeClipも発売からそろそろ1年半になり、FreeClip2の発表がそろそろあるかも?という感じなので、こちらも楽しみです!

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ではまた!!
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