【比較レビュー】BYD SEALION7とテスラ モデルYを見て・触って・乗ってみた!

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昨年末に購入した、BYDから発売されている電気自動車(EV)BYD SEALION7

前々から電気自動車に興味があり、情報収集してはいましたが、実際に購入するまでの葛藤はありました。

今回は購入するにあたって、最後の最後まで悩んだ、BYD SEALION7と直接の競合となるテスラ モデルYの比較ポイントをお届けしたいと思います!

※私がなぜBYD SEALION7を選んだのかをまとめたnoteぜひご覧ください!

概要比較:どちらも最新の電気自動車(EV)!

BYD SEALION7とは:グローバル戦略の集大成として日本へ

2023年、日本の乗用車市場へ参入したBYDが満を持して、2025年4月に日本市場に投入したフラッグシップ級のクロスオーバーEVです。

先行して発売されたセダン「SEAL(シール)」で培った最新技術を、より実用性の高いSUVパッケージに落とし込まれた車種になります。
特に「ブレードバッテリー」と呼ばれる薄型のリン酸鉄リチウムイオン電池を、車体の構造材として活用するCTB(Cell to Body)技術が大きな鍵となっています。
これにより、SUV特有の車高の高さを維持しながら、低重心によるセダンのような安定した走りと、圧倒的な室内空間の広さを両立させました。

内装にはナッパレザーや高品質なソフトパッドが贅沢に使われ、15.6インチの電動回転モニターが先進性を演出しています。
また、日本独自のニーズを汲み取り、V2L(外部給電)機能を標準装備。キャンプや災害時において、車から家庭用電化製品へ最大1500Wの電力を供給できるなど、実用的な「エネルギーインフラ」としての側面を強く打ち出しているのが特徴です。

テスラ モデルYとは:マイナーチェンジした世界で最も売れた車

テスラ モデルYは、セダンの「モデル3」をベースに開発され、瞬く間に世界で最も売れる電気自動車となったエポックメイキングな一台です。
モデル3と約75%の部品を共通化しながら、垂直方向に空間を広げることで、5人家族がゆったり過ごせる居住性と、驚異的な積載能力を実現することを目指して作られました。

商品としての魅力は、徹底したミニマリズムと独自のインフラ体験に集約されます。
車内には物理ボタンがほぼ存在せず、ほぼ全ての操作を中央のタッチパネルかスマートフォンで行うという、既存の自動車の常識を覆すユーザー体験を提供します。

2025年にはマイナーチェンジ(通称:プロジェクト・ジュニパー)により、モデル3の刷新(ハイランド)と同様の変更が行われ、質感が大幅に向上しました。

スペック比較

項目BYD SEALION 7 (RWD)テスラ モデルY (RWD)
車両本体価格 (税込)495.0万円〜558.7万円〜
航続距離 (WLTC)590km547km
バッテリー容量82.56kWh約60kWh
0-100km/h加速6.7秒6.9秒
全長×全幅×全高4,830 × 1,925 × 1,620mm4,750 × 1,921 × 1,624mm
荷室容量 (トランク)500L (+フランクあり)854L (フロント含む合計)
特徴的な機能15.6インチ 回転モニター、V2L/V2H対応16.0インチ 固定モニター、オートパイロット
充電規格(急速)CHAdeMO (日本標準)NACS (スーパーチャージャー)
充電規格(普通)Type 1 (J1772)NACS (変換アダプター使用)
外部給電 (V2L)標準対応非対応
日本のCEV補助金35万円 (2026年現在)127万円 (2026年現在)

購入方法は?

テスラは、オンライン販売が基本なので、ディーラーを介さず、ネットでポチッと購入することができるのが一番の特徴です!

直営店もありますが、店舗に相談に行くと結局、オンラインストアの画面を見ながら話が進むので、人を介さず検討・購入したいという方は、テスラが一番の選択肢になりそうです。

対してBYDは数はまだ少ないですが、正規ディーラー店舗が増えてきているので、店舗で相談しながら購入検討できるという一般的な手順で購入することができます。

また昨年から販路拡大のためか、まさかの楽天市場で購入することが可能になりました!
個人的には、楽天市場で車両を購入することに抵抗感はありますが、楽天ポイントが付き、かつ購入後は、自分で選んだディーラーで話を進めるという方式のようなので、「購入方針が決まっていて、ディーラーとの相談は最小限、でもアフターフォローはしっかり受けたい」という方に合っているのかなと思います。

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両車を徹底比較!

ここからは、BYD SEALION7テスラ モデルYを、実際に店舗で「見て・触って・試乗した」感想をお伝えしていきます!

※写真は、上がBYD SEALION7、下がモデルYになります。

外装:有機的か、ソリッドか

たまたま展示されていた車両のボディーカラーは同じブラックでした。

フロント周り

BYD SEALION7

オーシャンXフェイスと呼ばれる正面から見ると「X」をモチーフにしたデザインが特徴です。

シャープなライト周りが賛否ありそうですが、個人的には好みです。
そしてウインカーが最近では珍しいシーケンシャルタイプ(流れるウインカー)でした。

テスラ モデルY

モデルYはマイナーチェンジで、流行りの一文字のライトバー形状になりました。

ボンネットがかなり前傾しているので、先端と車幅感覚が取りづらいのが気になりました。
(店員いわく、カメラでモニタリングしているので安心ですよと言っていましたが、人間の感覚で知りたいんですよね…)

リア周り

BYD SEALION7

バンパーが無塗装素地のSUVらしいスタイリングです。

テスラ モデルY

厚みを強調しつつ、間接照明を使った近未来的なテールランプが特徴です。

フランク

BYD SEALION7

容量は58Lと、それなりの大きさで、深さもあります。
ただやや奥まったところにあるので、使う人の背の高さによっては荷物の出し入れがしづらいかも。
またボンネットオープナーの位置や、閉まりづらさなど、実用面ではマイナスポイント多め。

テスラ モデルY

容量は117Lと、BYD SEALION7と比べると倍くらいの大きさです。
さらにフランクの開閉動作、荷物の出し入れのしやすさなど、実用性はモデルYの圧勝です!

リアトランク

BYD SEALION7

500Lの容量があるので、実用上は十分なのですが、横幅が足りないので、ゴルフバックの横済みは無理だと思います。
床の高さを二段階で変えられますが、実用面は???

テスラ モデルY

デルYはトランク下もかなり深く、ゴルフバックの縦積みができるようです!
後席シートを倒すのも起こすのも電動なので、できるだけ多くの荷物を積みたいという希望があれば、モデルY一択です!

充電環境

BYD SEALION7

充電ポートは普通/急速で分かれており、普通充電はType 1 (J1772)、急速充電はCHAdeMO規格になっています。
CHAdeMOは国内の公共施設や高速道路に多く設置されており、充電できる場所が多いため、EV初心者には安心感があります。

テスラ モデルY

テスラは独自のNACSアダプタを採用しており、急速充電は専用のスーパーチャージャー、もしくはCHAdeMO変換アダプター(そろそろ新型が出そう)で行います。
普通充電する場合は変換アダプターを利用する必要があり、EVコンセントが自宅にあれば普通充電も可能です。

内装:実用性か、先進性か

ハンドル周り

BYD SEALION7

ハンドル細めで、個人的にはちょっと細すぎる気も…
ボタン数、ウインカー・ワイパーレバーとも一般的な使い勝手で、革巻きの質感も良かったです。

テスラ モデルY

モデルYはとにかくミニマルで必要最低限。
ボタン操作は使いやすかったですが、面にメーターが無いこと、ウインカーレバーの上げ下げが固定されない仕様は、個人的には慣れなかったです……

助手席周辺

BYD SEALION7

前面にアンビエントライトのパネルが付いているのが特徴的です。そして全体的に有機的なデザインは好みが分かれそう。
気になった点は、走行後にドアを開けるのに、ドアノブの二度引き(安全性考慮?)なのが違和感あり。
アンビエントライトは間接照明的にボワっと光ります。

テスラ モデルY

モデルYは本当にミニマルで何も無い!空調の向きの操作やグローブボックスを開けるのもすべてディスプレイから行います。
また足先がかなり垂直気味なので、助手席に座る人がリラックスしづらいかなと感じました。
アンビエントライトはパキッとはっきり見える作りでした。

メインディスプレイ・センターコンソール

BYD SEALION7

15.6インチの大画面で、縦にもなります!(ただほぼ使わないと思う)
360度カメラは、高精細でめちゃくちゃ役に立ちます。大きい車だからこそ、こういった必要な装備は嬉しい。
50W対応のワイヤレス充電エリアは一箇所だけですが、小物置きとしても使えるので意外と便利でした。


テスラ モデルY

15.4インチの大画面ですが、最近のマイナーチェンジで16インチになった模様…
マイナーチェンジでフロントカメラも付き、死角はさらに減りましたが、360度カメラが無いのはやっぱり不便。
Tesla Visionという、「カメラのみ」で周囲を認識するシステムが売りですが、表示がとめどなく変わるので、運転中に見ていると目が疲れました…
ワイヤレス充電エリアは2つありますが、思ったより奥まっていて、手が届きにくいのが地味にストレスでした。

サイドミラー

BYD SEALION7

大きさはデルYよりやや大きい程度。内側までピアノブラックなのが高級感あり!
また障害物センサーの△マークが内蔵されているので、かなり見やすく安心感がありました。

テスラ モデルY

EVの空気抵抗を考えると、このくらいの大きさが限界なんですかね…内側はつや消しブラックで質感は普通。
BYD SEALION7と比べると、障害物センサーがミラー内ではなく、室内側にあるのでちょっと違和感がありました。

後席周り

BYD SEALION7

とにかく広い!EVならではのフラットフロアは当然として、足が組めるほどの広さがありました!(前席は165cm運転手のシートポジション)
前席シート下への足入れ性はまずまずですが、厚めの靴は引っかかるかもしれません。
後席エアコンは風向き調整しかできませんが、シートヒーターボタンに充電端子もあるので必要十分。

テスラ モデルY

前席シート下への足入れ性は抜群ですが、BYD SEALION7と比べると後席はやや狭め。
後席には8インチにモニターが付いていて、空調やシート操作、Youtubeなども見られるので、後席に座る人は快適に楽しめそうです。

試乗比較!

最後はそれぞれの車種を試乗した印象をまとめていきます!

どちらの車種もそれぞれ2回試乗しましたが、BYD SEALION7はAWDモデルとRWDモデル、テスラ モデルYはAWD(ロングレンジ)モデルで、一般道試乗だったことを補足しておきます。

BYD SEALION7

◎ ここが良い!

  • 滑らかな走り出し: 2トン超えの車とは思えない滑らかな走り出しで、それだけでEVの湧き出るパワーを感じられました。
  • 高い静粛性: エアコンの音とロードノイズ以外、ほとんど聞こえない空間はEVならでは。モーターのヒューンとした音も無いのがGood!
  • 日本車に近い操作感: 右ウインカー、左ワイパーという一般的な配置で、ガソリン車からの乗り換えでも違和感無し。
  • 車幅感覚の取りやすさ: それなりにシートを上げておけば、ボンネット左右の膨らみが見えるので、車幅感覚を掴みやすい。
  • 360度カメラ性能: 高精細なカメラをハンドル上のボタンですぐ呼び出せるので、安心感あり(デジタルインナーミラーいらないかも)
  • 適度な回生ブレーキ: 多くの人が不満を抱く回生ブレーキの弱さですが、私は運転の癖で、かなり手前からアクセルを抜くので、これくらいがちょうど良かった。

△ ここが気になる…

  • 瞬間的な加速力無し: 安全性を重視しているのか、飛び出すような暴力的な加速は制御している印象(それでもガソリン車よりは刺激的)
  • 後方視界の悪さ:後方ガラスエリアが狭く、視界が悪い。後席に人が乗ったら、さらに後方視界は絶望的。
  • ナビが使いづらい:20年前のナビかと見間違えるほどのインターフェース…。AndoroidAutoも使えますが、できれば純正ナビをブラッシュアップしてほしい。
  • 入り込む騒音:室内が静かであるがゆえに、ザラザラとしたロードノイズが気になった。

テスラ モデルY

◎ ここが良い!

  • 圧倒的な加速感: スタートダッシュから圧倒的な加速で、これぞEVと驚くこと間違いなし!
  • 高い静粛性: BYD SEALION7同様、静かな室内空間はEVならでは。
  • 便利なカメラ表示 ウインカーを出した時に表示される巻き込み防止のカメラ表示は便利(SEALION7は左ウインカー時のみ)
  • 近未来的なシフト操作: 障害物を検知して、自動でシフトしてくれるオートシフトは慣れれば超便利そう。
  • 便利なワンペダルドライブ: 強力な回生ブレーキによるワンペダルドライブは、初めて乗った私でもほぼノーブレーキで運転できた(ただしアクセルの抜き加減は慣れが必要)

△ ここが気になる…

  • 強力な回生ブレーキ: 繊細なアクセルコントロールを常に意識しないと、自分も乗員も酔いそう(慣れるかな?)
  • 後方視界の悪さ:BYD SEALION7同様、こちらも視界がかなり悪い。
  • 画面の見づらさ:Tesla Visionによるカメラのセンシングにより、画面が目まぐるしく書き換わるのは、目が疲れた…。
  • 視線移動の多さ:メーターやシフトなど、すべての操作がディスプレイに集約されているため、正面とディスプレイを交互に見る必要がある…。
  • フロント見切りの悪さ:運転席からボンネットが全く見えないので、フロントの見切りが悪い(ただし前方視界の死角は少なめ)
  • 左ウインカーの使いづらさウインカーを上げ下げしても、レバーが中央に戻る仕様が慣れなかった。

まとめ(どちらの車種も間違いなくオススメ!あとは感性で!!)

今回はBYD SEALION7テスラ モデルYの比較ポイントをレビューしてみました!

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感覚的には、カントリーリスクや日本での認知度を考えると、多くの人がテスラ モデルYを選ぶのではないかと思います(街なかでBYDは見かけないですしね)

ただ車は日々使うものなので、ガソリン車だろうと電気自動車だろうと、やっぱり最後は自分の感覚重視!

デザイン、価格、性能、サポート…いろいろな観点はありますが、購入検討している皆さまの参考になれば幸いです。

これからも良いカーライフスタイルを!

ロータス
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ではまた!!

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