この記事のまとめ!
- 週刊ヤングジャンプ連載のゴールデンカムイの魅力について徹底解説!
- 普段漫画を見ない私がハマったポイントをご紹介!
- 4月28日の最終話が待ち遠しい!
ヤングジャンプで連載されているゴールデンカムイ。
実は先週までゴールデンカムイの存在自体を知りませんでした。。。
たまたまどこかのサイトのWeb広告でこの↓広告を見たのが運の尽き・・・無料ならばと思い見始めてみました(それが4月20日くらいのこと、、、)
そこから約3日で計313話を(無料で)読み切ったゴールデンカムイ歴約1週間の私がゴールデンカムイの魅力を徹底解説します!
※ここから一部、ネタバレを含むのでまだお読みでない方は「最後に」へお進みください。
簡単にあらすじ
日露戦争終結後に出会った元陸軍兵の杉元 佐一とアイヌの少女・アシㇼパが、網走監獄の囚人たちの身体に金塊の隠し場所を示す入れ墨「刺青人皮」を集めて暗号を解きあかしていく物語。
刺青人皮を巡っては同じく金塊を狙う陸軍第七師団の長である鶴見 篤四郎、囚人となっていた土方 歳三の一団と三つ巴の争奪戦へと展開していく。
その中で白石 由竹、谷垣 源次郎、インカㇻマッ、尾形 百之助、月島 基、鯉登 音之進など多くの個性的なキャラクターが物語を彩り、長谷川(鶴見)とウイルク、キロランケ、ソフィアの昔の出会いも物語に大きく影響を与えている。
網走監獄の「のっぺら坊」争奪戦から、樺太へのアシㇼパ奪還劇、五稜郭での最終決戦など314話という長さを感じさせない疾走感ある一大サバイバルバトルとなっている。
※Wikipediaには登場人物含めかなり詳しく書かれているのでご覧あれ。
第1話を見始めたときにはあまり馴染みのないアイヌ系のお話、ややグロテスクな描写、戦後のサバイバルということで現在のロシア・ウクライナ情勢とクロスオーバーするイメージもあり最初はちょっと読むのは躊躇しましたが、読み進めるととてお面白くなっていき読むのが止まらなくなりました!
こんな素敵な漫画を無料で公開してくれた野田サトル先生、集英社には感謝感謝です!
魅力ポイント
その1:疾走感あるストーリー
杉元 佐一とアシㇼパの出会いからこの2人を中心に「刺青人皮」の争奪戦がものすごいスピードで進んでいきます。
第七師団と土方 歳三の一団とは常にストーリー上で関わってきますが、前半戦は囚人との戦いがメインになってきます。
そこから網走監獄の「のっぺら坊」争奪戦までノンストップで展開され、杉元 佐一とアシㇼパが離れ離れになってから樺太編?に移行していきます。
樺太編から徐々に長谷川(鶴見)とウイルク、キロランケ、ソフィアの関係性も明らかになってきて物語のバックストーリーが明らかになってきます。
終盤には暗号の解読→五稜郭の戦いへと、怒涛のクライマックスへと突き進んでいき、314話という物語の長さを感じさせない怒涛の展開が神がかっている漫画です。
その2:魅力的なキャラクター
まず大前提として戦争モノであること、囚人・軍人も多いので、一癖も二癖もあるかなり変態的なキャラクターがたくさん登場しますw
その中でまずは「不死身の杉元」の異名を持つ杉元 佐一。
彼はとにかく傷だらけになっても死ぬことはありません(主役なので当たり前ですが)
もともとは昔愛した人の目を治す費用のために金塊探しを始めましたが、アシㇼパと出会い、その過程でアシㇼパを全力で守る姿勢がとにかく最優先になってきます。
アシㇼパの相棒となり、物語が進むにつれ彼女とともに未来へ一緒に歩いて行く姿勢はとても微笑ましい!
そしてアシㇼパ。
この物語は彼女の父親が大きく関わってきており、過去が明らかになっていくにつれ、その真実から多くのプレッシャーを受けることになります。
ただそれを一つずつ乗り越え、自分の意志を固めて成長していく過程がこの物語の一つのキーになっています。
またシリアス面とは別に豊富な感情表現w、食への並々ならぬこだわりは、殺伐とした戦いのストーリーとは別で心休まる描画がたくさんあります。
命をいただくという行為の大事さを多く描いているのもこの漫画の特徴です。
白石 由竹。。。
6話から登場するこの脱獄王は結局最終話まで杉元 佐一とアシㇼパと行動を共にしていきます(すぐ死ぬかと思ってた・・・)
早々から頭をいじられるキャラクターとして確立し、欲望にまみれた人間かと思いつつも最後の最後は義理人情が厚く描かれています。
「おいお前白石だろ」というセリフはたぶん作者が好きなんだろうと勝手に想像していますw(最後にも出てくるので)
そして鶴見 篤四郎が率いる陸軍第七師団。
尾形 百之助、月島 基、鯉登 音之進、宇佐美 時重、二階堂 浩平など癖が強すぎるキャラクターたちを多くの策略で自分に従わせる・・・。
その背景などもかなり複雑にストーリーの中に組み込まれており、それぞれ個性の強いキャラクターに仕上がっています。
土方 歳三の一団。
「不敗の牛山」こと牛山 辰馬、永倉 新八、家永 カノ、都丹 庵士などこちらも個性が強いキャラクターがそろっており、ここに尾形 百之助や白石 由竹が付いたり離れたりする展開もまた頭が追いついていかないくらい目まぐるしく進んでいきます。
その3:華麗な伏線回収
この物語ではいたるところに伏線が散りばめられており、ところどころで回収されていくのも見どころの一つです(一回読んだだけでは追い切れないので2回通しで読みました・・・)
まずは第2話で初めて出てくる「俺は不死身の杉元だ」というセリフ。
ところどころで登場し、第313話で杉元が列車とともに沈んでいく際にも使われますが、表情が全く違います。
自分を鼓舞して相手を威嚇する最初の「俺は不死身の杉元だ」と、アシㇼパに優しく語りかける最後の「俺は不死身の杉元だ」の表情の違いは必見です!
同じく第2話でさっそく「人を殺せば地獄行き、それなら俺は特等席」というセリフが出てきますが、第278話で菊田が「俺は地獄行きの特等席だ」というセリフが元になっていることが分かります。
そして第312話で杉元が「ここが地獄行きの特等席だ」と鶴見に言うセリフで全てが繋がってきます。
第16話で出てくる鶴見のロウソクボリボリ発言の表情は、第313話でもまた似たような表情を見せていますが、これは関連があるのか?
第34話で銀行に保存されていた名刀「兼定」を土方が回収します。第308話で死の間際に土方から杉元への刀の受け渡しが行われます。
これが何を意味するのか?と思っていましたが、答えは最終話にありました!
第54話で家永が死ぬ間際に牛山に語りかける「あなたの完璧はいつだった?」。そして第307話では「いまだよ・・・いま」と言い残して牛山は逝きます。
個人的には涙なしでは見られない場面です。
そして第54話からでてくる「ハンペン」はこのあとちょこちょこ登場しますw
第69話で親分(と姫)が熊のお尻に刀を突き刺し倒します。第216話では杉元が白熊をできるだけ傷付けずに倒すためお尻から心臓に銃を打ち込みます。
第100話でアシㇼパの「干し柿食べたら戦争前へ戻れるのか」「すべてが終わったら杉元の故郷へ連れて行け」というセリフは最終話につながってきます。
第148話で二階堂の手が義手になります。この義手は謎のお箸入れwなのですが、第260話ではアシㇼパへ、第295話では杉元へお箸を突き刺します。
第177話に長谷川(鶴見)とウイルク、ソフィア、キロランケが出会います。第179話では長谷川の妻と子供がベットに横たわっていますが、妻の小指が無い描写があります。
その後、第232話から313話にかけて指の骨の描写が物語の一つのキーになってきます。
第183話でウイルクが即断の最短経路で行動する出来事があります。そして第268話では即断でのっぺら坊になる判断をします(すごっ)
第187話でアシㇼパと尾形が対峙する場面があり、驚きで矢が放たれますが杉元の行動で尾形は一命をとりとめます。第309話ではアシㇼパの「道理」の一撃で尾形へ矢を放ちます。
第199話では鯉登が誘拐された場所は五稜郭、第280話からの金塊を巡る最終決戦も五稜郭。
第258話で尾形と菊田が対面するが、お互い無視して素通りする場面があり謎でしたが、このあと中央からの指示でお互い干渉しないようにという命令があったことが発覚。
第276話で過去の陸軍士官学校自体に杉元、菊田、鶴見、尾形、宇佐美が出会っており、現在の物語との交錯あり。
その4:散りばめられた笑いw
チタタプ、ヒンナヒンナ、オソマなどアイヌにちなんだ単語が沢山登場します。食に関してのアシㇼパの表情や貪欲さも必見ですw
下ネタもたくさんで、ところどころで単語が飛び交い、牛山のチンポ先生や勃起の連呼、ちょいちょいお風呂やサウナのくだりでは男の肉体美を余すこと無く披露していますw
またこの物語では多くの囚人が死んでいきますが、悲しい終わり方だけではなく牛山がハンペンになったり海賊房太郎がスポーンと飛んでいったりします(なんのこっちゃ)
気になるポイント抜粋
全314話の中から気になったポイントを抜粋しました。
- 第002話:「俺は不死身の杉元だ」の決め台詞が初登場!
- 第006話:白石初登場!ここからまさか最終話の大オチまで生きながらえるとはw
- 第007話:冷たい池?に落ちて生存のためのタイムリミット10分間となるストーリー。今のクルーズ船沈没のニュースと被ってちょっと戦慄、、、
- 第017話:白石の頭噛まれるパターンがここから!?
- 第023話:今後、連呼される勃起もこれから!?
- 第048話:杉元とアシㇼパの相棒誕生はここから!
- 第052話:チンポ先生こと不敗の牛山の登場はここから!
- 第055話:「この時代に老いぼれを見たら「生き残り」と思え!」土方のセリフカッコいい!
- 第071話:相当変態の江渡貝くぅぅん登場!
- 第100話:干し柿食べに杉元の故郷へ連れて行けというアシㇼパの言葉。最終話で実現なるか!?
- 第116話:谷垣とインカラマッ、唯一?の恋愛ストーリー!
- 第127話:尾形がチタタプ言う、、、ちょっとだけ人間味が垣間見えた場面
- 第155話:ヤマダ曲馬団、、、ほぼほぼコントのノリ
- 第161話:日露狙撃手対決!ここから長い戦いが!
- 第170話:尾形が尾形のヒンナ言う、、、また人間味が垣間見えた場面
- 第183話:ホロケウオシコニ。ここから物語が大きく動き出す!
- 第184話:杉元と白石の再会。ちょっと感動!
- 第188話:杉元とアシㇼパの再会。ここも感動!
- 第190話:キロランケの死。この度は無駄ではなかった・・・いや結構無駄なことしたなw
- 第201話:口噛み団子・・・ちょっと受け入れがたい、、、
- 第227話:宇佐美の少年時代。かなり狂気が垣間見える
- 第242話:北海道の伐採。これがのちの権利書にもつながっていく、、、
- 第255話:杉元の「誰から生まれたかよりも何のために生きるかだろうがッ」
- 第256話:宇佐美の死と尾形の復活!
- 第257話:刺青人皮は24枚揃わなくても解けるという事実判明!
- 第261話:この話からENDに一言キャッチコピーが入り始める!
- 第268話:ウイルクがのっぺら坊化
- 第271話:鶴見ゴールデンカムイを語る!
- 第278話:菊田の「オレは地獄行きの特等席だ」セリフ初登場!
- 第280話:五稜郭の戦い、最終決戦へ!
- 第284話:権利書の発見!権利書は北海道の土地買い占めだった。
- 第287話:金塊の発見!この冒険が報われたひととき!
- 第294話:都丹庵士死亡。意外と後半目立つキャラクターだった
- 第295話:二階堂まっぷたつ。最高の死に方w
- 第300話:日露狙撃手対決決着!「うん・・・仕留めた!!」
- 第304話:鶴見と尾形の本音対決!
- 第307話:「不敗の牛山」の死。家永の言葉を思い出し「いまだよ・・・いま」ちょっと泣いた!
- 第309話:アシㇼパから尾形への覚悟の一撃!
- 第310話:尾形、衝撃の自殺!
- 第311話:金貨とハンペンwの受け渡し。相棒としての最後の戦い
- 第312話:杉元の決意「いや・・・ここで全部終わらせる」
- 第313話:権利書と遺骨。鶴見の究極の選択!
- 第314話:「オイお前白石だろッ!!」
最終話どうなる?
残すところあと1話(314話)を残すのみ!
どういった結末になるのか楽しみすぎますが、もう数時間で最終話が見られるでしょう!
列車とともに沈んでいった杉元と鶴見は生きているのか!?ゴールデンカムイは正義の為に使われるのか!悪のために使われるのか!どういった結論になるのかドキドキしながら待っています。
最後に
4月28日からゴールデンカムイ展というイラスト展が東京を皮切りに京都、福岡でも開催され、漫画では見られないストーリーも展示?されているようなのでちょっと気になる。。。
アニメはまだ見ていないですが、最終話のあとにGWの楽しみとして視聴しようかなと思っています!
とにかく練り込まれたストーリーと散りばめられた笑い、魅力的なキャラクターなどで飽きさせないゴールデンカムイ!マジおすすめです!!
※気付いたら5月8日まで全話無料公開延長中!これでGWも飽きることなし!!
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ではまた!!
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