こんにちは、ロータスです。
今回は、IT業界に携わることはや20数年・・・の私が実務の中で学んだり聞いたりしてきた、少し変わった業界用語集をご紹介します。
実際にビジネスで使われる用語なので、IT業界にいる方の実務でも、IT業界に転職したい方にも実践的で役立つ内容だと思います。
- IT業界の新入社員や転職者に役立つこと間違いなし
- IT業界の実務で役立ち、場合によっては周りから一目置かれる
- 先輩エンジニアにドヤ顔で話すことができる
- 使い方を間違えると評価が下がったり自滅したりする
なお資格試験などに出てきそうな英語や用語(サーバ、ネットワーク、IPアドレス、プロトコル etc…)は業界の標準語なので割愛します。
あ行
アサイン(Assign)
仕事や人を割り当てる際に使われる。「頼む」でいいのでは?と思うような単語。。。
アジェンダ(Agenda)
話す題目、議題のこと。「議題」でいいよね・・・
アテンド(Attend)
付き添う、同行すること。「案内する」ということでいいと思いますがアテンドまあまあ使われます。
アラート(Alert)
警報や警戒のこと。「東京アラート」もこの一種。業界にいるとアラートが出たと聞くとビクッとする習性が身に付きます。
イーオーエル(EOL:End Of Life)
寿命の終わりのこと。IT業界では製品ライフサイクルが終了することを意味します。
保守している機器のEOLが近づいてくると現場がざわざわしてきます。
か行
コミット(Commit)
約束、責任、関わるといった意味合い。最初は業務でデータベース(Oracle)を扱っている時に、トランザクション処理結果を更新する事=コミットと覚えましたが、エンジニアや顧客とのやり取りでもちょいちょい聞こえてくるようになりました。
何かのCMでも「結果にコミットする」と流れていた気が。。。
コンフィグ(Config)
IT機器全般の設定情報のこと。バックアップしたコンフィグや新規構築で設定したコンフィグが消えた時には涙を流すこと間違いなし。
さ行
サンセット(Sunset)
日没の意味。IT業界では何かの終了や廃止されることを意味します。
業界経験長い方ですが、この用語を知らず、つい最近顧客からのメールに「サンセット」と書かれていて???となりました。
ジョイン(Join)
結合する、合流するなどの意味合い。某コンサル会社の方が連発していて思わずふふっとなってしまいました。
私は今の所、使うタイミングは訪れておりません・・・
た行
タスク(Task)
課せられた課題、業務を意味します。「業務・仕事」でも意味としては通用するような気がしますがタスクもよく使われています。
デットロック(Deadlock)
行き詰まり、手詰まりのこと。ある複数の処理が同時にお互いの処理結果を待ち、結果として処理が先に進まなくなる状態を表します。議論が膠着状態のときにも使えます。
デグレート(Degraded)
品質が下がること、何かが古い状態に戻ること。和製な言い方としてデグるとも言い、使い慣れるとエンジニアっぽさが出ますが、デグる場合は大抵、大きな問題が起きています。
な行
ニアリーイコール(Nearly equal)
おおよそ等しいという意味合いです。中学くらいで覚える記号「≒」。初めて聞いたときはニヤリ( ̄ー ̄)イコールって何だ?と思いました。。。
IT業界用語かというと???ですが、一応この業界に入ってから聞いたので・・・
ノーワークノーペイ(No work no pay)
働かなければ支払わずの意味合い。IT業界用語と言うよりは労務管理で出てくる恐ろしい用語です。
遅刻・早退・欠勤など、働けない時間は賃金控除になるという原則です。
使用者側としては当然の原則ですが、労働者側としては理由如何でなんとか・・・と思わなくもない。。。
管理職になればなるほどこの用語を部下に使う日が増えるでしょう。
は行
バッファ(Buffer)
コンピューター用語では保存領域を表します。IT業界では予算やタスク、人員に余剰(余裕)があるかどうかを表します
フィックス(Fix)
確定する、修正すると言った意味合いです。この用語を使えるとちょっとエンジニアっぽさを醸し出せます。
ブレスト、ブレインストーミング(brainstorming)
複数の参加者が自由にアイディアを出し合うこと。議論、討論、ディスカッションなどとは異なり、お題目や結論が無い場合が多いです。
集まってブレストしようと進言できると、少し仕事できる感が出ます。
プライオリティ(Priority)
優先度・優先順位のことです。何を優先にするかという意味合いなので、そのままで良い気がしますがみんなプライオリティ言いたがります。
ペンディング(Pending)
未決定や保留の意味合いです。棚上げ、宙ぶらりんな待ち状態とも言い変えられます。
とりあえず煮詰まった時に使えるので便利な言葉です。
ま行
マター(Matter)
担当者や責任者の意味合い。責任のなすり合いをする際に使われます。
ら行
リスケ、リ・スケジュール(reschedule)
スケジュールの立て直しや日程再調整の意味合いです。日付変更で良いと思っていますが、リスケだと3文字で言いやすいです。
リソース(Resource)
資源や資産のことを表します。IT業界では性能資源や人的資産を表すことが多いです。IT業界はいつもこれが枯渇しています。
リテラシー(Literacy)
認識力、理解力の意味合いです。〇〇リテラシーという使い方が多く、情報、IT、ネット etc…、知識理解力の指標として使われることが多い印象です。
リプレース(Replace)
交換する、置き換えるという意味合いです。機器がEOLを迎えると必然的に交換が発生するのでそういった場合に利用します。
ルーチン、ルーティーン(Routine)
習慣的手順、決まった手順のことです。定型的な作業が多い運用保守系の業務では多く使う用語です。
レイヤー(Layer)
コスプレイヤーのことではありません。層、階層の意味合いです。エンジニアがどの工程で業務しているかを表す際に利用されたりします、
レジュメ、レジメ(Resume)
要旨、要約の意味合いです。アジェンダに近いですが、こちらはもう少し内容をコンパクトに纏めたものになります。
まあ使う機会は少ないですが知っておいて損はないです。
ロールバック(Roll back)
後退や巻き戻しの意味合いです。データベース等でデータ更新処理に失敗した際に元の状態に戻すことを言います。アップデートしたOSを元に戻すダウングレードと同じような使い方になります。
ロールバックってなんか使いたくなります。。。
終わりに
IT業界っていろんな和製英語やカタカナ英語があり、時には会話時に意思疎通が難しいエンジニアの人もいますw
でも今回の用語を知って理解できていれば、新人エンジニアでもIT業界へ転職者でも、とりあえず同じ言語で喋れますし、エンジニアとしてのこなれ感も出てきますので、ぜひ一単語でも覚えて帰ってください!
以上、少しでも参考になれば嬉しいです。
ありがとうございました。
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