BYD SEALION7(シーライオン7)リアルレビュー|EV車に3ヶ月・1,000km走って分かったメリット・デメリット完全解説

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この記事でわかること

  • BYD SEALION7の主要スペック(航続距離・価格・バッテリー容量など)
  • 購入前に知っておくべき「気になるところ8選」
  • 3ヶ月・1,000km以上の実走行で気づいた「良いところ6選」
  • ガソリン車(メルセデス・ベンツ Cクラス)からの乗り換えリポート
  • 自宅充電の実態と電気自動車ライフのリアルな使用感

「ガソリン代、また上がった…」そう感じて電気自動車への乗り換えを検討している方は、今まさに増えています。でも、実際のところEVって使いやすいの?中国車のBYDって品質はどうなの?そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

私はIT業界28年のエンジニア歴を持ち、ガジェットや最新テクノロジーを日々チェックしてきました。その目線で昨年末にBYD SEALION7を購入し、3ヶ月・1,000km以上を走り込みました。

それ以前はメルセデス・ベンツ Cクラスセダン(C200)に乗っていたので、欧州プレミアムセダンとの比較も交えながら、忖度なしのリアルな評価をお届けします。

結論からお伝えすると、「気になる点は複数あるものの、コストパフォーマンスの高さと使い勝手の良さで、総合的には満足できる一台」です。これからEV購入を検討している方の参考になれば幸いです。

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※2026年4月に待望の大型OTAアップデート V3.0.0の配信予告が届きました!これで気になる点が解消されるかもしれません。

スペック

項目SEALION 7(RWD)SEALION 7(AWD)
車両本体価格4,950,000円5,720,000円
駆動方式後輪駆動(RWD)四輪駆動(AWD)
最高出力230kW(312馬力)記載省略(AWD)
最大トルク380Nm
0〜100km/h加速6.7秒4.5秒
バッテリー容量82.56kWh(ブレードバッテリー)82.56kWh(ブレードバッテリー)
航続距離(WLTC)590km540km
CEV補助金対象(35万円)対象
バッテリー保証10年/30万km10年/30万km
タイヤサイズF:235/50 R19 / R:255/45 R19F/R:245/45 R20
車両重量2,210kg2,340kg

※価格・補助金額は2026年3月時点の情報です。最新情報はBYD公式サイトをご確認ください。

主な装備

  • 15.6インチ大型タッチスクリーン
  • DYNAUDIO 12スピーカーオーディオシステム
  • ナッパレザー採用フロントシート(シートヒーター&ベンチレーション付き)
  • 電動ブラインド付きパノラミックガラスルーフ
  • ICC(インテリジェント・クルーズ・コントロール)/ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)
  • V2H/V2L対応
  • フランク(フロントトランク)搭載

車両説明

BYD SEALION 7(シーライオン7)は、中国の電気自動車メーカーBYD(比亜迪)が展開する「海洋シリーズ」のフラッグシップSUVです。日本市場では2025年4月に発売が開始された、BYDの国内4車種目のモデルとなります。

BYDはもともとバッテリーメーカーとして1995年に創業し、現在はバッテリーから車体まで自社で一貫製造できる強みを持つ世界有数の自動車メーカーです。2024年の世界販売台数は427万台に達し、EV・PHEVの領域で急成長を続けています。

SEALION 7は、スポーティなクーペフォルムと広大な室内空間を両立したクロスオーバーSUV。BYD独自の「ブレードバッテリー」を採用し、82.56kWhの大容量ながらRWDモデルで最大590km(WLTC)の航続距離を実現。バッテリー保証は10年/30万kmと、バッテリーを祖業とするメーカーならではの手厚い設定です。

私が選んだのはコスパを重視してRWDモデル。前述のメルセデス・ベンツ Cクラスからの乗り換えとなりますが、同等以上の満足感を3ヶ月で実感しています。


「EVを自宅で充電するなら、専用コンセントの設置は必須です。ただ、いざ工事となると『うちはいくらかかるの?』と、相場が見えずに悩んでしまいますよね。

建物の構造や配線ルートによって金額は大きく変わるため、まずはプロに現地を見てもらうのが一番の近道です。電気工事110番なら、全国どこでも無料で現地調査や見積もりを依頼できる業者が揃っています。まずは概算を出してもらい、納得してから進めるのがおすすめです!

気になるところ(デメリット)8選

メーター周りの視認性

スピードメーターの数字は視認しやすいのですが、その周辺に表示される「時刻・走行モード・設定速度・回生ブレーキ」などのフォントが全体的に小さめです。老眼が始まった方や視力に自信のない方は、走行中に確認するのがやや難しいと感じるでしょう。

ヘッドアップディスプレイ(HUD)の情報量

HUD自体は見やすく、ブラインドスポット警告も表示されます。ただし、純正ナビやAndroid Autoのナビ案内がHUDに表示されないのは惜しいポイントです。

前車では、ナビ設定中に案内表示が出せました。BYD SEALION7の設定内にナビの表示設定があるにもかかわらず、純正ナビでもAndoroidAutoナビでも表示されませんでした。

表示モードはクラシック(白)と雪(青)の2種類から選択できます。今後のOTA(Over The Air)ソフトウェアアップデートによる改善に期待したいところです。

デジタルキーの対応機種制限

BYD SEALION7には物理キーに加えて、ミラー部分にかざすことで鍵代わりになるカードキー(NFC)が付属しています。

スマートフォンを鍵代わりに使えるデジタルキー機能がありますが、対応しているのはGoogle Pixel・OPPO・Xiaomiなど特定のメーカーに限られています。

Samsung Galaxy S25 Ultraは非対応でした。カードキー(NFC)は付属しているので実用上は問題ありませんが、Galaxyユーザーは注意が必要です。

格納式ドアハンドルの操作性

デザインのアクセントになっている格納式ドアハンドルですが、開錠の際に「ボタンを押す」というワンアクションが必要です。前車のように鍵を持ってハンドルを引くだけで解錠できるシステムに慣れていると、最初は地味にストレスを感じます。

また、停車中に一定時間が経過するとハンドルが格納されてしまい、同乗者がドアを開けられないケースも。設定でOFFにすることで解消できます。

ルームミラー越しの後方視界

スポーティなクーペシルエットの宿命として、ルームミラー越しの後方視界はかなり狭いです。後席に人が乗るとさらに視界が遮られます。

ドライブレコーダーとして、70maiA810を付けていますが、さすがに液晶画面が小さすぎてデジタルインナーミラー代わりにはなりませんでした。

ただし、走行中に後方カメラ映像を常時表示する機能があるため、実用上はカバーできています。デジタルインナーミラーの導入を検討するのもひとつの選択肢です。

雨の日の視認性は最悪ですが…。

低いソフトウェアの完成度

純正ナビ(ゼンリン製)のUIが古めかしく感じられる点、ホーム画面から経路検索できない点、Android Auto使用時以外はメーター画面にナビ表示できない点など、ソフトウェア面での細かな不満が積み重なります。このほかにも、シートヒーター・ベンチレーターの設定画面が統一されていない、置き去り検知が誤作動することがある、といった点も気になりました。今後のアップデートに期待しています。

ホーム画面から経路検索できない

不満解消のためにAI BOXを導入してみましたが…。

今度はメーター画面のナビ表示だけではなく、メディア名の表示も出来ませんでした…。

Android Auto使用時には、縦画面へ切り替えもできず…。

左ウインカーを出すと、巻き込み防止のための左カメラ画像が表示されますが、左端固定かつ画像が小さい。もう少し表示が大きく、テスラのように表示位置を動かせる自由度が欲しい。

右ウインカーを出した時には、カメラ画像が出ないのも残念なポイント。左ウインカーで左カメラ画像表示時に、右下のマークを押すと、右カメラ画像が固定表示されるのも謎な仕様です…。

その他もまだまだあり。

ソフトウェア不満点
  • シートヒーター・ベンチレーターの設定画面が複数あり、統一感がない
  • 乗車後、最初にICC/ACCを起動した際の、音声がうるさい(2回目以降は無音)
  • メーター上の計器ナビゲーションが毎回OFFになってしまう
  • 置き去り検知機能がたまに誤作動する(ロック後に爆音でホーンが鳴る)
  • 後席のシートベルト警告が子供などから不評

ハザードボタンの誤操作リスク

1枚のパネルに複数のスイッチが並んでいる構造のため、ハザードボタンの反応がやや鈍く感じます。また、ハザードを押したつもりが下のブラインドスポット警告ON/OFFスイッチに触れてしまうことがあり、これは安全面で注意が必要です。

フランク(フロントトランク)の閉まりにくさ

EVならではのフランク(フロントトランク)は収納として便利ですが、しっかり閉めるのにコツが要ります。

ボンネットを強めに押し下げるか、半ロック状態から特定の箇所を押すことで確実にロックできますが、慣れるまでは戸惑うかもしれません。

良いところ(メリット)6選

滑らかなICC/ACC性能

BYD SEALION7の先進運転支援システム(ADAS)には、ICC(インテリジェント・クルーズ・コントロール)とACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)があります。

高速道路での追従走行を担うADAS(先進運転支援システム)の出来は秀逸です。ICCとACCを使い分けることで、加減速のなめらかさや静粛性はメルセデス・ベンツ Cクラスを上回ると感じています。オートホールドによる停車・発進の快適さも特筆ものです。ハンドル支援の介入はやや強めに感じますが、慣れると安心感に変わります。

前席の収納スペースの多さ

EVにはエンジンがなく、従来のガソリン車にあるドライブシャフトのセンタートンネルが不要なため、前席周辺に豊富な収納を配置できます。ワイヤレス充電スペースに加え、深くて広い収納ボックスが2か所。日常的に持ち込む小物をすっきり整理できます。

収納ボックスを分けるアクセサリーを使えば、さらに使いやすくなります。

可動式ドリンクホルダー

高さを細かく調整できるドリンクホルダーが地味に便利です。500mlペットボトルから大きめのタンブラーまで、飲み物のサイズに合わせて調整することで、シフト操作時に手が当たるストレスを解消できます。

広い後席スペース

前車のDセグメントセダンと比較しても、後席の足元スペースは明らかに広いです。ミニバンほどではありませんが、同乗者からの評判は上々。長距離ドライブでも後席の乗員が快適に過ごせます。

フロアマットは純正ではなく社外品を購入。品質も高く、コスパも良い商品でした。

広いラゲッジスペース

リアラゲッジは二段階に高さを変えることができ、ラゲッジボード下のスペースも活用できます。

ラゲッジスペースのサイズは、直線で100cm弱。リアシートを直立にすると+10cmほど余裕が生まれます。

横幅は110cm弱。ネットを外せば+10cmほど使えそうですが、ゴルフバックの横置きは難しそうです。

対角線上の長さは140cm弱。リアシートを直立にすれば、ゴルフバックを斜めに収納できそうです。

自宅充電の圧倒的な便利さ

これはBYD SEALION7に限った話ではなくEV全般に言えることですが、自宅充電ができると日常生活が大きく変わります。

ガソリン車時代はギリギリになってから給油に行く習慣でしたが、EVでは帰宅後に充電ケーブルをつなぐだけ。翌朝には常に満充電に近い状態でスタートできます。「充電が心配」という声をよく聞きますが、自宅充電環境さえ整えれば日常の不安はほぼ解消されます。

まとめ

BYD SEALION7「気になるところ」を正直に挙げると8項目になりましたが、3ヶ月乗り続けた今も総合満足度は高いです。

特にコスパの面では、82.56kWhのブレードバッテリー・590kmの航続距離・充実した安全装備・高品質なインテリアを備えながら、RWDモデルで495万円(CEV補助金35万円適用で実質約460万円)という価格設定は、同クラスのEV SUVと比較しても高い競争力があります。

ソフトウェアや操作性の細かな部分はOTAアップデートで改善される可能性があるため、購入後も継続的なブラッシュアップに期待できます。

「ガソリン代の節約」だけが理由でEVに乗り換えるのはハードルが高いかもしれませんが、「充電インフラの整備が進んできた今、EVライフを始めるなら良いタイミング」というのが3ヶ月乗り続けた率直な感想です。EV購入を検討されている方の参考になれば幸いです。


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「EVを自宅で充電するなら、専用コンセントの設置は必須です。ただ、いざ工事となると『うちはいくらかかるの?』と、相場が見えずに悩んでしまいますよね。

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