5年以上スマートウォッチを使い続けてきましたが、最近どうにもアナログ時計に戻りたい欲求が止まりません。

ずっと悩んでいたことなので、今回はその葛藤と、自分なりにたどり着いた運用方法について書いてみようと思います。
きっかけは「所有感」への渇望
機能性ではもちろんスマートウォッチに軍配が上がります。通知確認、心拍数、睡眠測定、ワークアウト測定など、日常生活での便利さは今さら手放せるものではなく、現在はHUAWEI WATCH FIT 4 Proを愛用しています。

それは重々承知の上で、やはりアナログ時計の所有感、腕に着けた時のひんやり感じる素材感、ずっしりとした満足感には敵わないものがあります。
ケースの質感、針が時を刻む佇まい、メタルブレスレットの傷などの経年変化。デジタルの画面には代えがたい魅力が、アナログ時計にはあると改めて感じています。
自分自身も50歳を超え、カジュアルなスマートウォッチよりもアナログ時計の方が、ファッション的にもしっくりくるように感じ始めています。スーツやジャケットを羽織った時に、手首元からチラッと見えるベルトや文字盤の印象は、スマートウォッチとはまた違う落ち着きを演出してくれます。また腕が露出する夏場ではアナログ時計はアクセサリー感覚で使えます。
年齢を重ねるにつれて、腕元に求めるものが変わってきたのかもしれません。
「ダブルリスティング」にはどうしてもなじめなかった
両腕にアナログ時計とスマートウォッチをそれぞれ着ける、いわゆる「ダブルリスティング」という方法も存在します。海外のガジェット系インフルエンサーなどでもよく見かけるスタイルで、機能とファッション性の両方を手に入れる合理的な選択肢として一定の支持を集めているようです。

ただ、自分の場合はこれがどうにもなじめませんでした。両腕に時計とスマートウォッチをそれぞれ着けると、見た目のバランスにどこか落ち着かなさを感じてしまい、うまく両立できないまま試行錯誤を続けていました。
片手に2つ着けようとスマートバンドを使っていた時期もありましたが、液晶画面側の厚みと重量感が気になっていました。フィットネス目的の機能はしっかり使いたいけれど、腕に2つも時計を着けて主張しすぎたくない……このジレンマがずっと解決できずにいました。

もういっそのことスマートウォッチをやめて、最近発売されたGoogleのフィットネストラッカー「Fitbit Air」を買おうかと思ったこともあります。画面を持たず、必要なセンサー機能だけをコンパクトに搭載しているモデルであれば、アナログ時計との共存もしやすいのではと考えたからです。
ただセンサーを搭載しているだけで所有欲を満たされない割には価格は高め…、ちょうど在庫が復活したタイミングだったのですが、購入直前でまた売り切れになってしまい、この計画は一旦保留に。
ふと思いついた「腕の上部」という発想
そんな中、ふと思いついたのが、ナイロンベルトを最大限引き伸ばして腕の上腕側に装着するという方法でした。
これなら、長袖で腕まくりをしても隠れるし、半袖でもスマートウォッチが見えることはありません。アナログ時計は通常通り腕の外側に着けたまま、スマートウォッチだけを腕の上腕側に着ける……これが、自分なりにたどり着いた最適解でした!(ただしまだ装着時の違和感はあります)


思いついた時は「そんな単純なことか」と拍子抜けしましたが、実際にやってみるとこれが想像以上にしっくりきました。ナイロンベルトは伸縮性・調整幅があるモデルを選んだことも功を奏し、ギリギリまでベルトを伸ばすと上腕でもきつすぎず緩すぎない、ちょうど良い装着感を保てています。


睡眠測定などセンサーの精度は?
気になっていたのが、腕の内側に着けた状態でもセンサーがきちんと機能するかどうかです。心拍センサーは光学式のものが多く、装着位置によって精度が変わるという話も耳にしていたので、正直不安もありましたが、しばらく試した限り、睡眠測定などのセンサー動作自体には問題がなさそうでした。

睡眠時間や心拍の推移についても、これまでの計測結果と大きくズレている様子はありません。ただし、正確な測定という観点では、やはり手首の甲側(通常の装着位置)の方が精度は高いのではないかとも感じています。このあたりは、もう少し長期間データを取りながら検証していきたいところです。
今後の運用方針
とはいえ、アナログ時計を身に着けたい気分の日と、スマートウォッチの計測精度を優先したい日があるのも事実です。外出先でファッション性やビジネスシーンを重視したい平日と、リラックスして過ごす休日とでは、求めるものが違ってきます。
そこで、今回の運用は主に外出時・平日に採用しつつ、休日や睡眠時にはアナログ時計を外し、スマートウォッチのみを通常通り装着するというハイブリッドな運用にしていこうと思います。睡眠時はどうしてもセンサーの精度を優先したいので、この使い分けは当面続けていく予定です。


しばらくこの運用を続けてみて、自分の出した答えが正しかったのか、装着位置による見た目や生活動作への不便はないのか、改めてチェックしていきたいと思います。
同じようにダブルリスティングになじめず悩んでいる方の参考になれば幸いです。


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