「EVはエンジンがないから、豪雨での道路冠水にも強いのでは?」……そう考えている方は少なくないかもしれません。
しかし2026年8月13日、千葉県を中心に線状降水帯が発生し、1時間雨量が100mmを超える猛烈な大雨により大雨特別警報が発表される事態となりました。県内各地では道路の冠水・水没による車両立ち往生や車内閉じ込め被害が相次いで報告されています。
7月28日に発生した熊本地震や今回の千葉豪雨など、災害はいつくるか想像ができず、神奈川県県民の自分も他人事ではありません。
私が現在乗っているクロスオーバーEVのBYD SEALION 7(シーライオン7)ですが、「EVはエンジンがないから浸水や道路冠水に強いのでは?」と思われがちです。しかし、今回の千葉豪雨のような急激な道路冠水に直面した際、SEALION 7はどこまで耐えられるのか?
結論から言うと、EVだからといって冠水への耐性が特別高いわけではなく、走行可能な限界水深は一般的なガソリン車・SUVとほぼ同じです。実際の災害事例をもとに、SEALION 7の限界水深・防水構造の真相・豪雨時に取るべき行動を徹底解説します。
千葉豪雨で起きた「車両立ち往生」の教訓
13日夕方からの豪雨では、アンダーパスだけでなく一般的な市街地でもマンホールから水が噴き出し、瞬く間に膝上やドア高まで水深が上がる事態となりました。消防には「車が動かない」「車内に水が入ってきた」という通報が相次ぎました。
このような急激な道路冠水に対し、SEALION 7の車両としての現実的な対応力はどうなのかを見ていきます。
SEALION 7のリアルな防水性能と限界水深
SEALION 7の最低地上高は約163mm(未積載時)です。マニュアルや安全ガイドラインに基づく冠水路の判定は以下の通りです。
| 水深の目安 | 車体の状態 | 判定・リスク |
| 水深 15cm以下(タイヤ下部) | 床下付近に水が達する程度 | 低速であれば通行可能。無理は厳禁。 |
| 水深 20〜30cm(タイヤ半分) | ドア下端に達する境界線 | 危険ゾーン。ドア隙間からの車内浸水リスク。 |
| 水深 30cm以上(タイヤ半分超) | 車体底部・床下が水没 | 走行不可(絶対進入禁止)。浮力で浮遊・コントロール喪失。 |

⚠️ 千葉豪雨での実例:冠水路への誤進入は厳禁
千葉県内の冠水現場でも「少し水たまりがある程度」に見えた場所が、数十メートル進むと急激に深くなり動けなくなったケースが多く報告されています。水深が確認できない道路への突入は絶対に避けてください。
冠水時に「感電」するリスクはある?
「EVが冠水すると感電するのでは?」という不安を持つ方も多いでしょう。この点について、高圧バッテリーの安全設計から解説します。
高電圧バッテリーの防水・自動遮断システム
- 高い防水性能(IP68相当)
- SEALION 7のブレードバッテリーや高圧電気ユニットは密閉構造になっており、水につかっても即座に水が侵入・ショートしない設計です。
- 自動高圧遮断機能
- 異常な浸水や漏電を検出した場合、リレーが自動で作動して高圧バッテリーの電流を瞬時にカットします。
したがって、水に入った瞬間に乗員が感電することはありません。ただし、安全装置で高圧が切れると車は即座に停止(システムダウン)し、水の中で再起動・自力走行はできなくなります。
SEALION 7 オーナーが豪雨時に取るべき行動
- 「EVだから水害に強い」と過信しない
- 吸気口からエンジンが浸水して止まる「エンジンストール」はありませんが、車体が水に浮いて操縦不能になる限界は普通のガソリン車やSUVと同じです。
- 冠水路・アンダーパスは迷わず迂回する
- 水深がタイヤの半分(約25cm)を超える可能性がある場所には絶対に進入しないでください。
- 車脱出用ハンマーを必ず常備する
- 万が一冠水に巻き込まれてシステムダウンした場合、電動ウィンドウやドアが開かなくなる恐れがあります。運転席横に脱出用ハンマーを備えておきましょう。
まとめ:災害は予測できない、だから備えるべき!
2026年8月13日に発生した千葉豪雨を事例として、EVのBYD SEALION 7で備えておくべき知識をまとめます。
- 2026年8月13日の千葉豪雨のような急激な道路冠水では、SEALION 7も進入すれば水没・立ち往生する。
- 安全な走行限界は「タイヤの半分(約25cm)」まで。
- 自動遮断機能により感電リスクは低いですが、システムダウンして動けなくなるため過信は禁物。
- 冠水路を見たら「引き返す・迂回する」ことが愛車と命を守る唯一の対策!
愛車とご自身の身を守るためにも、悪天候時の無理な走行は避け、安全最優先でのドライブを心がけましょう!


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