この記事をまとめると
- リーバイス501を1年穿き込んだ筆者があえてLEE 102ブーツカットを選んだ理由
- LEEの歴史・ジーンズ業界での世界初2つ・EDWINとの意外な関係を解説
- LEE RIDERS 102の部位別デザイン詳解(レイジーSステッチ・スレッドリベット・馬蹄ポケット等)
- 購入後の洗濯サイズ変化を実測データで公開(ワンウォッシュのため縮みほぼゼロを確認)
- のり付け(ダイソーPVA合成洗濯のり使用)の具体的な手順と仕上がり
- リーバイス501との詳細デザイン比較(フライ・ポケット・パッチ・ステッチ・裾幅)
「トレンドじゃないシルエットを今さら買って、後悔しないだろうか…」
ワイドパンツ全盛期の今、ブーツカットを選ぶことへの迷いは正直ありました。
自身の体型変化とともに、ユニクロのセルビッジレギュラーフィットジーンズからブラックデニムのリーバイス501 シュリンクトゥフィット(STF)を購入。
リーバイス501 STFを約1年穿き込んで、色落ちややパッカリングが少しずつ育ってきました。

一方で、ルーズすぎるシルエットに少し飽きてきた頃、ふと目に留まったのがブーツカットというシルエットでした。膝下からほんの少しフレアする、あの独特の足長効果……。今見ると、むしろ新鮮に映ります。
悩んだ末に購入したのがLEE アメリカンスタンダード 102 ブーツカット(ワンウォッシュ)。

同じくブーツカットで有名なリーバイス517と悩みましたが、1年以上リーバイスを履き続けているので、今回はあえてLEEを選択してみました。
ブーツカットはトレンドではないので不安もありましたが、結論は、デザインもサイズもネット購入も大満足でした。
LEEを育てるのは数十年ぶり、ブーツカット自体も久しぶり……。そんな筆者による、正直なレビューをお届けします。
購入品:LEE(リー)アメリカンスタンダード 102 ブーツカット(ワンウォッシュ、Waist 30)
リーバイス501 STFのブラックを約1年穿き込んでいますが、ダイエットが進んでウエストにゆとりが出てきたことで、ルーズストレートに近いシルエットになってきました。もう少しタイトで脚のラインがキレイに見えるシルエットのジーンズも育てたいと思うようになったのが出発点です。
「タイトなストレート?スリムフィット?」と候補を探していくなかで、ふと目に留まったのがブーツカットでした。太ももはスリムで、膝下からほんの少しフレアするシルエット……ワイドパンツ全盛の今、逆に新鮮に映ります。足が長く見える効果もあり、昔から好きなシルエットでした。
今回、私が購入したのは、LEE アメリカンスタンダード 102 ブーツカットのワンウォッシュです。もちろん綿100%素材で、165cm/68kgの体型でギリギリ履けそうな30インチを選択。標準84cmのレングスは流石に長すぎなので、ワンウォッシュでほぼ縮みが無いことを考慮して77cmに丈直しをしました。


ブルーデニムはユニクロのセルビッジレギュラーフィットジーンズ以来なので、ワクワクが止まりません!

Lee(リー)の歴史とEDWINとの関係
1. Leeとは?
1889年にアメリカ・カンザス州で創業。元々は食品などの卸商でしたが、1911年からワークウェア(作業着)の自社製造を開始。カウボーイや労働者に愛され、世界的なデニムブランドへと成長しました。
2. ジーンズの歴史を変えた「2つの世界初」
Leeは、現代の衣服の当たり前を作った革新的なブランドです。
- 世界初のつなぎ(ユニオン・オール): 1913年、ジャケットとパンツが一体化した作業着を開発。米軍にも採用されました。
- 世界初のジッパー付きジーンズ: 1926年、それまでボタン留めしか存在しなかったジーンズに、世界で初めてファスナー(ジッパー)を採用しました。
1950年代には、映画俳優のジェームズ・ディーンが愛用したことで、ファッションアイテムとして若者の間で爆発的ブームとなりました。
3. EDWIN(エドウィン)との意外な関係
アメリカ生まれのLeeですが、現在の日本国内におけるLeeは、日本の「EDWIN」が支えています。
- 1980年代にEDWINが日本国内でのライセンス(製造・販売権)を取得。
- 現在はEDWINグループが日本国内の「Lee」の商標権を完全に所有しています。
つまり、いま日本で手に入るLeeの多くは、「アメリカの伝統デザイン」と「EDWINが誇る日本の高い技術・シルエット」が融合したハイクオリティな製品です。
外観レビュー:新鮮味を感じるブーツカット
膝下からややフレアしていくシルエットが新鮮です!


LEE RIDERSの刻印ボタンとイエローステッチが鮮やかです。両フロントポケットは手や物の出し入れがしやすい形状になっています。



LEEが世界で初めて採用したファスナー(ジッパー)を踏襲。ジッパー金具にもLEEのロゴが刻印されています。

突起部分を排除したリベットは、馬の鞍を傷つけないための仕様です。

腰裏部分にLEE RIDERSのタグあり。

レザーパッチとバックポケットのデザインが特徴的。

ポケットの中央を横切る波型のレイジーS・ステッチ、傷つけないよう「X」の形に太く補強されたスレッド・リベット(Xステッチ)、馬の蹄(ひづめ)を守る馬蹄(ばてい)をイメージした盾のような形のポケット、ポケット右上に挟まれている小さなLeeロゴタグなど、細部まで作り込まれています!


「焼き印」のような風合いのレザーパッチ。ベルトを通せる設計になっており、実用性と装飾性を兼ね備えています。

ひざ下はやや広がっていますが、フレアやベルボトム、バギーほどの広がりはありません。

丈直しによってオリジナルのチェーンステッチが失われてしまいますが、ロールアップして履く予定がない場合は許容範囲です。チェーンステッチのパッカリングを楽しみたい方は、裾上げの方法を検討してください。


30インチはギリギリ履ける感じのタイトなシルエットです。このタイト感のおかげで早くアタリが付くことを期待しています。

デザイン比較:LEE 102 vs リーバイス 501
現在穿き込み中のリーバイス501 STF(ブラック・リジッド)と並べて比較してみます。どちらも購入直後の状態での比較です。
ワンウォッシュのLEE 102とブラックリジットのリーバイス 501なので色味は大きく異なります。リーバイス 501は太目のストレートシルエットでわたり幅も大きいです。


リーバイス 501は股上がかなり深いのが特徴です。よく見ると縫製もかなり異なっているのも興味深いです。


ボタンフライはボコボコとした独特のアタリが特徴的で、ジッパーフライはよりシャープなアタリが期待できます。どちらがどう育つか、楽しみです。


コインポケットやリベットの形状もかなり異なります。


Leeのバックポケットは物の出し入れがしやすいよう、中央からあえて少し離れた外側に傾けて取り付けられています。どちらも特徴があり甲乙つけがたい!


LEEのレイジーS・ステッチ、リーバイスの弓型ステッチ(アーキュエイトステッチ)、どちらがお好みでしょうか?


焼き印のようなLEEのレザーパッチ、リーバイスのツーホースパッチ、どちらもメーカーのアイデンティティが感じられます。


裾幅はブーツカットのLEEの方がやや広め。


どちらもシングルステッチです。キレイにパッカリングが出るかどうか楽しみ。


タグはLEEの方がシンプルです。


お湯洗い・乾燥後のサイズ実測データ
LEE 102はワンウォッシュのためほぼ縮みないはずですが、実際にお湯洗いして乾燥後のサイズ変化を実測しました。
【検証】洗濯前(購入直後)のサイズ
洗う前のサイズを実際に計測。※手計測なので誤差があります。






| ウエスト | ヒップ | 股上 | わたり幅 | 股下 | 裾幅 | |
| 購入直後 | 76cm | 92cm | 24cm | 24cm | 76cm | 23cm |
ストレートのリーバイス 501と比べるとかなりタイトなシルエットになっています。
お湯洗いの手順
今回は洗剤を使わず40℃のお湯のみで洗濯。
裏側の縫製はやや雑な部分がありましたが、素材自体の品質は問題なし。

スレギには何の記載もなく、シンプルです。

お湯洗いから脱水まではドラム式洗濯機で行いました。

洗濯前後のサイズ変化(実測値)
乾燥機は使わず、一晩かけて自然乾燥。

乾燥後の見た目の変化はほぼなし。


生地表面にはわずかな毛羽立ちあり。

サイズを再測定してみました。






| ウエスト | ヒップ | 股上 | わたり幅 | 股下 | 裾幅 | |
| 購入直後 | 76cm | 92cm | 24cm | 24cm | 76cm | 23cm |
| 洗濯・乾燥後 | 76cm(±0cm) | 86cm(-6.0cm) | 24cm(±0cm) | 23cm(-1.0cm) | 76cm(±0cm) | 23cm(±0cm) |
ワンウォッシュはほぼ縮まない想定通りの結果でした。ヒップとわたり幅がやや縮みましたが、誤差の範囲内と考えられます。ワンウォッシュ(製造時に一度洗い済み)のジーンズはほとんど縮まないため、購入時のサイズがほぼそのままの着用サイズと考えて問題ありません。STF(シュリンクトゥフィット)とは真逆の安心感です。
のり付けの手順と仕上がり
ワンウォッシュのジーンズにもアタリを付けやすくするため、洗濯後に糊付け作業を行いました。使用したのはダイソーのPVA合成洗濯のりです(容量が減った気が…)

以前、ユニクロのセルビッジジーンズでも行った手順ですが、全体に洗濯のりを均一に塗ってから、自然乾燥させるだけです。

しっかりのりが入った状態では、ジーンズを床に置くと自立するほど硬くなります。この状態から穿き込んでいくことで、折り目=アタリが付きやすくなります。

着用1ヶ月後レビュー
着用開始してから約1ヶ月が経ったので、その状態をレビューします。
フロントショット
はい!。大きな変化はありません…。

ウエスト周りはタイトなサイズなので、ヒゲができそうな予感はしていますが、まだまだです。

ジッパーフライのアタリもこれから出てきそうな予感はします。

太もも周りのラインが好みですが、もう少しハッキリでて欲しい。

裾はツークッションしているのでシワが出来ていますが、これがアタリになるかどうか…。

バックショット
パッと見た限り、ヒップ周りとハチノスは良い感じに見えますが…。

ヒップ周辺は目立った色落ちもなく、キレイな状態です。

左のポケットに財布かスマホを必ず入れているので、レイジーS・ステッチがややよれている気がします。

ハチノスはまだただの折り目なので、洗濯したら元通りになりそうです。洗濯はせず、このまま育てていきます。

裾周りはほぼ変化無し。パッカリングも出ていないので見た目が寂しいですが、いつか洗濯した時にどう変化するかが楽しみです!


まとめ:LEE 102とリーバイス501を使い分けながら育てていく
LEE アメリカンスタンダード 102 ブーツカットは、MADE IN JAPAN・12,100円でEDWINの縫製技術が詰まった信頼性の高い一本です。レイジーSステッチ・スレッドリベット・馬蹄型ポケットなど、LEE RIDERSの歴史的デザインを現代に伝える意匠も魅力です。

ワンウォッシュのブルーデニムで、かつブーツカットシルエットと、久しぶりに新たなジーンズを楽しんでいます!
ワンウォッシュのため縮みはほぼゼロ。165cm/68kgで30インチはタイトめですが、このフィット感がアタリを付けやすくするはずです。
リーバイス501との最大の違いはジッパーフライ vs ボタンフライによるアタリの出方。同じアメカジデニムでも、2本それぞれが異なる育ち方をする楽しみがあります。今回は気分やスタイリングで使い分けながら、1年は洗濯せずにしっかり穿き込んで育てていきます。
あなたも自分だけのジーンズを育ててみませんか?






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